ぽんにっき

ひがないちにち おしのことばかり

諦めが悪い男たち

⚠️こちらは2020年3月末に公演された、「諦めが悪い男たち」の感想を以前fusetterに投稿したものの再掲です。

 

 

 

諦めが悪い男たち
ほんっっっっとによかった

あらすじについては公式をみて確認してください……
https://www.boysandmen-boysta.jp/introduction.html

私的感動ポイントを3つに分けて語っていきます
以下、ネタバレに配慮しておりませんので、再度ご確認の上お付き合いいただける方は読んでください……

 

 

2021.2.26 加筆

この公演はDVD化されています!未視聴の方はぜひご覧になってください☺️



 


◎「グローリーズの公演」を通して見るアイドルのすごさ

 

 

この話って、実際の公演という「表舞台」そのものでありながら、「舞台裏」も同時に見せてくれるっていう、入れ子状の構造になってると思うんだけど、それが本当に、普段ステージを作りあげている、スタッフの方や、メンバーの姿と重なって、「今見せてもらってる作品っていうのは、本当にたくさんの人たちの真剣な思いで成り立ってるんだな」っていう部分が胸にグッときてしまった……。


スポーツ漫画で甲子園を目指したり、バトル漫画で敵を倒したり、そういう架空の世界と同じ熱量が、日々私たちが生きてる世界で動いて、何かが作られて、奇跡が起こったりしてるっていうこと、舞台を通して改めて強く感動したなぁ。でもこれは、ボイメンの生き様をみて普段私が感じてる感動そのもので。だから、あの舞台は舞台であり、裏側であり、彼ら自身だったのかもしれないなと思いました。

 

ドン・キホーテ」の舞台でも、鏡の騎士が映し出すドン・キホーテの姿が、一真がみんなを信じて、みんながその思いに応えたことで少し変わったように、諦めないこと、夢が叶うまで辞めないこと、それは難しいことかもしれないけど、いくつになってもこの作品やボイメンの姿に感動したことは、忘れずに歳をとっていきたいなと思いました。

 

 

 


◎登場人物のキャラがすごい

 

 

一人一人のキャラがめちゃくちゃよい……
キャラ自体もめちゃくちゃいいんだけど、メンバーの個性を知っていると、まーたこれがいい……
一真は本当にね、強さと弱さのバランスの良い主人公だね。「俺は強いから できないって言わない」は 劇中歌 Never say never の歌詞な訳だけど、一真は現実が見えないわけじゃないんだよなぁ……。客観的な自分の評価も見えてて、家族も大事で、メンバーも大事で、でもさぁ、でも、もう少しって…はぁ〜 なんてこった……一真くんについてはもう話せば長くなるからこの辺にしておきますが、本当に世界を照らす光だった。辻本くんは太陽って感じだけど、一真くんは星の光だったなぁ……暖かく人を導く一等星だった…。

 

そして、一真を支える裕次郎と大樹よ……。いや、3人を信じきってる緑川もめっっっちゃいいのよ。グローリーズの絆っていうのは本当にあの短時間のやり取りでしっかりグッときてしまったわけだけども、現グローリーズの一真を支える2人は本当に優しくてあったかくて、かっこよくも少し脆さもある一真の両脇を固めて……なんていいチームなの……。そして平松くん、吉原くんの現実世界における関係性もまたいいスパイスになっていて、もう一言でまとめるならエモ。いや、そんな言葉でまとめたくないけど仕方ない、大変にエモだった。

 

そして、キラジェネもね〜、いい……。タクトくん最初めっちゃ嫌な奴だなって思ったのに、背景を知ってみると、なんて魅力的なキャラクターなんだろう……それは演じてた頼我くんの魅力もあるのだろうけど……圧巻だったなぁ。自由に走り回るレオくんはね〜ほんとに可愛いけど、演技も歌も締める時はしっかり締めてて、すごかったなぁ。そんで、間に挟まれてるショウヤくんよ……不安そうな表情とか、切羽詰まった感じとか、ほんとに感情移入してみてしまうような良さがあったなぁ……。

 

あとね、千鶴ちゃんと一真の弟の進太郎ね……。まず、進太郎くんの三隅くんは突然のソロ曲スタートに「え!すごい大役じゃん?!」と何故か私がドキドキしてしまったわけだけども、立派に歌いきりましたね……とてもよかった……。千鶴ちゃんはね〜もうね、キャラがホントに好き……。女神やって崇められて、歌がめちゃくちゃ上手くて、すごいすごい!!ってなった後の、あのセリフはずるいよね 本田くんが始終それを笑わずにやってたのも凄い……プロですね……。今回の公演の推しキャラを聞かれたら迷わず千鶴ちゃんです。

 

舞台を作り上げるほかのキャラもめちゃくちゃみんなよくて、周りの様子見ながら走り回る中原くんも、マネージャーとして二つのグループ取り持つ久門くんも、キャラそのままの田村くんと佐藤くんほんとにいい味出てた〜……。でも裏方でほんとに凄いなって感動したのは浦上くん。ほんとに難しい役だと思うのに凄かった。あまり知らない私でさえ、普段の浦上くんのキャラと違うの分かるくらいだったのに、完全に「迫田さん」だったもんなあ……きっと沢山練習頑張ったんだろうな……。そして最後に出てくる轟役のとーいくんの存在感よ……祭の末っ子だなんて信じない。独特な役なのにすごい演技でした……。

 

こーれがまた、BLUE公演でメンバーががらっと変わるってんだから、とんでもない舞台だよこれは……
BLUEは行く予定がないんだけど、DVDで見るのが楽しみだなぁ

 

 

 


◎座長の辻本達規はすごい

 

 

やっぱり最後は、推し贔屓か?!と思われた皆さん
なんとでも言ってください。笑
もーーね、ほんとにね、ほんとに特別だったの。

 

辻本くんって、ずっと「長ゼリフは言えない」「きっかけゼリフは忘れる」と(かなりご謙遜はあると承知しているけれど)言ってたにも関わらず主役ですよ?!

 

もちろん、辻本くんほど責任感の強い頑張り屋さんはいないと確信しているので、辻本くんならやり遂げると信じてはいましたが、状況が悪かったから……
1月の手術から約3ヶ月。辻本くんの歌声を聞くことは、ずっと出来ていなくて。辻本くんは「待っとって」って言ってたけど、日が経つにつれて、辻本くんの喉は大丈夫なんかな、ステージは歌えるんかなってすごくすごく心配で。
もちろん、コロナの影響もあって、開催自体がすごく危ぶまれた時期もあり、それも心配だったのですが……。

21日昼公演の会場に着いて
私にあってくれた友達は知っているかと思いますが
「自分がステージ立つ時の方がマシ」と言うほど
謎に緊張して震えていました。笑

ステージ始まって、暗転の中から辻本くんが出てきて、「わ、主役だ」って感動したのもつかの間、オープニング曲が始まってからは、もう、笑顔で歌う辻本くん見て、声は出せないけど「ほんとに歌ってる〜〜〜〜〜」って、まだ舞台も始まってないのにめちゃくちゃに泣いてしまった……。
演技もすごい、いつも舞台で輝く辻本くんを推してるからこそ、セリフが響くところもあって、もうね〜〜〜ほんとに、言葉にならないくらい、RED公演の主役は赤羽一真であり、辻本達規でした。

舞台を作り上げるためにめちゃくちゃ頑張ってくださった皆様には、大変申し訳ない事ですが、舞台を見終わって一番最初に頭に浮かんだ言葉は、今まで通り、「これからも一生辻本くんを推そう」でした。

 

 

 

 

 

色々書きましたが、この『諦めが悪い男たち』という舞台は、ある種今の時点のフォーチュンエンターテインメントの男性陣の集大成だし、ここからまた沢山活躍して下さることを予感させる素敵な門出でもありました。
そして、反省会で見たのは、シアターのイベントでよく見る、仲良しで飾らない楽しそうな彼らの姿でした。

 

舞台は終わってしまっても、これからも変わらず、大好きな現実世界の「諦めが悪い男たち」を見届けていけたらと思います。