ゆく推しくる推し【辻本達規 さん 推し語りブログ】
はやいもので2021年も最後の日になってしまいましたね。
はてなブログさんの企画で
特別お題「わたしの推し」
なんていう
とってもオタク向けのありがたいお題を出していただけたので久しぶりにブログを書いてみることにしました☺️
【推しを語ろう】お題キャンペーン「わたしの推し」開催! あなたにとってのスターを熱く語りませんか? - 週刊はてなブログ
ほとんどの方が私のフォロワーさんかなぁと思いますが
たまたまこのブログに飛んできてしまわれた方のために
まずは私の推しを簡単に紹介したいと思います!
私の「推し」は、名古屋の町おこしお兄さんこと、BOYS AND MEN の赤色担当 辻本達規さんです
辻本さんは、潜在能力テストを始めとして、沢山の全国放送の番組に出演していらっしゃるので
皆さんも一度は「特徴的な声で元気いっぱいの、赤い学ランのお兄さん」を見た事があるのではないでしょうか?
バラエティ番組での活躍はもちろん素晴らしいのですが、最近では「朝ドラ出演」を目標に掲げられ演技のお仕事に積極的に取り組まれていたり、趣味の野球が高じて、プロ野球aiさんで連載を持っていたりと、私が応援してきた3年ちょっとの間だけでも活躍の場をどんどん拡げていらっしゃいます。
さて、話を元に戻しましょう。
今回は「わたしの推し」というテーマということで、「辻本達規さんの言葉」について書こうかなぁと思います。
5分くらいで読める量かと思いますので、お暇な時にお付き合い頂けたら幸いです。
ここからは、僭越ながら呼び慣れた呼び方で、辻本くん と呼ばせてください☺️
辻本くんの好きな所は数え切れないほどあります。有言実行の行動力も、人たらしの笑顔も、美味しそうにご飯を食べるところも、どうしようもないくらい、全部全部大好きになってしまったのです。
その中でも、たくさんの人に聞いて欲しい、私が語りたい好きなところを敢えて1つだけ選ぶとしたら、辻本くんの紡ぎ出す「言葉」の威力なのです。
辻本さんの言葉は素直で、時にハラハラしてしまうほどに正直で、嘘がありません。
そして、「彼は本気で言っているのだ」と、信じざるを得ない、彼の真摯な生き様が、その言葉をさらに輝かせるのです。
少し抽象的な話になってしまったのでここからは、2021年の私が好きな辻本くんの言葉から3つ、例を挙げながら彼の言葉の魅力を語りたいと思います。
1.俺はいつでもかっこいい。
Kellyさんに載っているインタビューでの一言です。
辻本くんは、もちろんお顔立ちも整っていますが、ここでいう「かっこよさ」とは、そういう意味ではないと私は考えます。
別の雑誌(恐らくBOYS FILE Vol.06)では、「男性のセクシー、かっこいいと思うところは?」という質問に「女性を大切にする、自分の信念を貫くところ」と答えていらっしゃいました。
思うに、辻本くんの「かっこよさ」は、意志の力で自分を律することが出来る人、なのではないでしょうか。
謙虚が美徳とされる現代日本。いったい、どれほどの人が「俺はいつでもかっこいい」と言いきれるのでしょう。きっと、それほど多くはないと思います。
「かっこよさ」が何たるか、自分の中にしっかりと芯をお持ちのところ、そして、自分を律してきちんと「かっこいい俺」でいるための努力を惜しまず、きちんと自信になるほどまで続けられること。
この一言だけでも、辻本くんのそんな姿勢が見えてくる気がします。
2.まずは踏み出すことが大事。
ボイメン辻本達規、勝手に朝ドラ出演宣言「勝ち取ればいい」 幼少期のヒーローは『カクレンジャー』ケイン・コスギ | ORICON NEWS
こちらは、年末のインタビュー記事からの引用です。
一見ビッグマウスとも取れるような発言ですが、しっかりと記事にして頂けているあたり、ただのハッタリではなく話題になるワードを選んで話されているのではないかなぁと勘ぐってしまいます。推しの贔屓目と言われても仕方ないかもしれませんが☺️笑
ボイメンの「Oh Yeah」という曲でも辻本くんはこんなパートを担当しています
何かを変えたいなら 今の自分を変えていけ
ボイメンの特攻隊長と呼ばれる彼は、デビューから11年間で、どれほどの壁にぶつかってきたことでしょう。
踏み出すこと、変わること、挑むこと。私が見てきた3年の間だけでも、辻本くんは確かにそれを続けてこられました。ファンの目に入る部分だけでそうなのですから、きっと、私たちの見ている何十倍もの数、挑み、破れ続けてきたのでしょう。
挑み、破れること。それは、大人になるにつれて、怖くて怖くて仕方なくなってしまうと思うのです。私だってそうです。
それでも、辻本くんは挑み続けるのでしょう。そしてそんな彼から出る言葉だからこそ、私のような小心者の背中も押してくれるのです。
3.瞬きせずに、ずっと見ていてください。お願いします。
2021年の辻本くんのバースデーイベントでの一言です。
辻本くんのファンで、このイベントを見ていた人なら、もう思い出すだけで膝から崩れ落ちてしまう人がほとんどだと思います。(個人的な感想です)
この言葉の前に辻本くんは「僕もまだまだ変わっていくので、その成長を見守ってくれると嬉しいです。」と仰っていました。
辻本くんは、ファンのことを、本当に大切に思って下さっています。それは、言葉の端々や、優しい笑い方から滲むものもありますし
今年のフリーライブやボイメンワールドというイベントでのハイタッチの提案のように、実際に私たちのために何かを企画してくださるといった所まで様々です。
辻本くんを見させてもらえること。辻本くんが意志を持って、BOYS AND MEN の赤色であり続けてくれること。それだけで十分に私は幸せなのに、「瞬きせずに、ずっと見ていてください」なんて言われたら、そんなファンは、本当に本当に幸せ者なのです。
おわりに
今回は、2021年に私が辻本くんの言葉で好きだったものについて書きましたが、辻本くんのすごい発言はまだまだいっぱいあるので、いつか語れたらいいのかなぁと思います☺️
私は、生身の人間を推しにするのが初めてです。アニメのキャラクターなどとは違って、辻本くんが実際にどう思って、どういうことを伝えたくて、言葉を選んでいるのかなんて知る由もない。
それでも不思議と、彼の言葉は私の胸に真っ直ぐ届くのです。
2022年も、きっとその次の年だって、辻本達規さんは、私の最高の推しです。そう信じられるだけの言葉を、沢山沢山もらっているから。
皆様も、推しと、良いお年を。
諦めが悪い男たち
⚠️こちらは2020年3月末に公演された、「諦めが悪い男たち」の感想を以前fusetterに投稿したものの再掲です。
諦めが悪い男たち
ほんっっっっとによかった
あらすじについては公式をみて確認してください……
https://www.boysandmen-boysta.jp/introduction.html
私的感動ポイントを3つに分けて語っていきます
以下、ネタバレに配慮しておりませんので、再度ご確認の上お付き合いいただける方は読んでください……
2021.2.26 加筆
この公演はDVD化されています!未視聴の方はぜひご覧になってください☺️
◎「グローリーズの公演」を通して見るアイドルのすごさ
この話って、実際の公演という「表舞台」そのものでありながら、「舞台裏」も同時に見せてくれるっていう、入れ子状の構造になってると思うんだけど、それが本当に、普段ステージを作りあげている、スタッフの方や、メンバーの姿と重なって、「今見せてもらってる作品っていうのは、本当にたくさんの人たちの真剣な思いで成り立ってるんだな」っていう部分が胸にグッときてしまった……。
スポーツ漫画で甲子園を目指したり、バトル漫画で敵を倒したり、そういう架空の世界と同じ熱量が、日々私たちが生きてる世界で動いて、何かが作られて、奇跡が起こったりしてるっていうこと、舞台を通して改めて強く感動したなぁ。でもこれは、ボイメンの生き様をみて普段私が感じてる感動そのもので。だから、あの舞台は舞台であり、裏側であり、彼ら自身だったのかもしれないなと思いました。
「ドン・キホーテ」の舞台でも、鏡の騎士が映し出すドン・キホーテの姿が、一真がみんなを信じて、みんながその思いに応えたことで少し変わったように、諦めないこと、夢が叶うまで辞めないこと、それは難しいことかもしれないけど、いくつになってもこの作品やボイメンの姿に感動したことは、忘れずに歳をとっていきたいなと思いました。
◎登場人物のキャラがすごい
一人一人のキャラがめちゃくちゃよい……
キャラ自体もめちゃくちゃいいんだけど、メンバーの個性を知っていると、まーたこれがいい……
一真は本当にね、強さと弱さのバランスの良い主人公だね。「俺は強いから できないって言わない」は 劇中歌 Never say never の歌詞な訳だけど、一真は現実が見えないわけじゃないんだよなぁ……。客観的な自分の評価も見えてて、家族も大事で、メンバーも大事で、でもさぁ、でも、もう少しって…はぁ〜 なんてこった……一真くんについてはもう話せば長くなるからこの辺にしておきますが、本当に世界を照らす光だった。辻本くんは太陽って感じだけど、一真くんは星の光だったなぁ……暖かく人を導く一等星だった…。
そして、一真を支える裕次郎と大樹よ……。いや、3人を信じきってる緑川もめっっっちゃいいのよ。グローリーズの絆っていうのは本当にあの短時間のやり取りでしっかりグッときてしまったわけだけども、現グローリーズの一真を支える2人は本当に優しくてあったかくて、かっこよくも少し脆さもある一真の両脇を固めて……なんていいチームなの……。そして平松くん、吉原くんの現実世界における関係性もまたいいスパイスになっていて、もう一言でまとめるならエモ。いや、そんな言葉でまとめたくないけど仕方ない、大変にエモだった。
そして、キラジェネもね〜、いい……。タクトくん最初めっちゃ嫌な奴だなって思ったのに、背景を知ってみると、なんて魅力的なキャラクターなんだろう……それは演じてた頼我くんの魅力もあるのだろうけど……圧巻だったなぁ。自由に走り回るレオくんはね〜ほんとに可愛いけど、演技も歌も締める時はしっかり締めてて、すごかったなぁ。そんで、間に挟まれてるショウヤくんよ……不安そうな表情とか、切羽詰まった感じとか、ほんとに感情移入してみてしまうような良さがあったなぁ……。
あとね、千鶴ちゃんと一真の弟の進太郎ね……。まず、進太郎くんの三隅くんは突然のソロ曲スタートに「え!すごい大役じゃん?!」と何故か私がドキドキしてしまったわけだけども、立派に歌いきりましたね……とてもよかった……。千鶴ちゃんはね〜もうね、キャラがホントに好き……。女神やって崇められて、歌がめちゃくちゃ上手くて、すごいすごい!!ってなった後の、あのセリフはずるいよね 本田くんが始終それを笑わずにやってたのも凄い……プロですね……。今回の公演の推しキャラを聞かれたら迷わず千鶴ちゃんです。
舞台を作り上げるほかのキャラもめちゃくちゃみんなよくて、周りの様子見ながら走り回る中原くんも、マネージャーとして二つのグループ取り持つ久門くんも、キャラそのままの田村くんと佐藤くんほんとにいい味出てた〜……。でも裏方でほんとに凄いなって感動したのは浦上くん。ほんとに難しい役だと思うのに凄かった。あまり知らない私でさえ、普段の浦上くんのキャラと違うの分かるくらいだったのに、完全に「迫田さん」だったもんなあ……きっと沢山練習頑張ったんだろうな……。そして最後に出てくる轟役のとーいくんの存在感よ……祭の末っ子だなんて信じない。独特な役なのにすごい演技でした……。
こーれがまた、BLUE公演でメンバーががらっと変わるってんだから、とんでもない舞台だよこれは……
BLUEは行く予定がないんだけど、DVDで見るのが楽しみだなぁ
◎座長の辻本達規はすごい
やっぱり最後は、推し贔屓か?!と思われた皆さん
なんとでも言ってください。笑
もーーね、ほんとにね、ほんとに特別だったの。
辻本くんって、ずっと「長ゼリフは言えない」「きっかけゼリフは忘れる」と(かなりご謙遜はあると承知しているけれど)言ってたにも関わらず主役ですよ?!
もちろん、辻本くんほど責任感の強い頑張り屋さんはいないと確信しているので、辻本くんならやり遂げると信じてはいましたが、状況が悪かったから……
1月の手術から約3ヶ月。辻本くんの歌声を聞くことは、ずっと出来ていなくて。辻本くんは「待っとって」って言ってたけど、日が経つにつれて、辻本くんの喉は大丈夫なんかな、ステージは歌えるんかなってすごくすごく心配で。
もちろん、コロナの影響もあって、開催自体がすごく危ぶまれた時期もあり、それも心配だったのですが……。
21日昼公演の会場に着いて
私にあってくれた友達は知っているかと思いますが
「自分がステージ立つ時の方がマシ」と言うほど
謎に緊張して震えていました。笑
ステージ始まって、暗転の中から辻本くんが出てきて、「わ、主役だ」って感動したのもつかの間、オープニング曲が始まってからは、もう、笑顔で歌う辻本くん見て、声は出せないけど「ほんとに歌ってる〜〜〜〜〜」って、まだ舞台も始まってないのにめちゃくちゃに泣いてしまった……。
演技もすごい、いつも舞台で輝く辻本くんを推してるからこそ、セリフが響くところもあって、もうね〜〜〜ほんとに、言葉にならないくらい、RED公演の主役は赤羽一真であり、辻本達規でした。
舞台を作り上げるためにめちゃくちゃ頑張ってくださった皆様には、大変申し訳ない事ですが、舞台を見終わって一番最初に頭に浮かんだ言葉は、今まで通り、「これからも一生辻本くんを推そう」でした。
色々書きましたが、この『諦めが悪い男たち』という舞台は、ある種今の時点のフォーチュンエンターテインメントの男性陣の集大成だし、ここからまた沢山活躍して下さることを予感させる素敵な門出でもありました。
そして、反省会で見たのは、シアターのイベントでよく見る、仲良しで飾らない楽しそうな彼らの姿でした。
舞台は終わってしまっても、これからも変わらず、大好きな現実世界の「諦めが悪い男たち」を見届けていけたらと思います。
1723
辻本くんが座長を務めた
青春舞台 1518! イチゴーイチハチ が
一昨日千秋楽を迎えました。
キャストの皆さん、スタッフさん方
本当に本当にお疲れ様でした✨
私は漫画や小説を読むのが昔から大好きです。
本は自分のペースで読めるし、作者の方の思いが言葉の端々や、何気ない描写に現れるし、何より想像の余地がある分あれこれ考えるのが楽しい。……そうなんです、私は、根っからの「原作至上主義」でした。今どきの言葉でいえば「原作しか勝たん」だったわけです。
しかし、今回「推しが出る💓」なんて、何ともミーハーな理由で見た舞台で、「え、舞台化って、原作とはまた違う魅力があるのかも」と思うに至りました。文字にしてみると、なんとも平凡な感想に見えるのですが、これは私の中ではかなり衝撃でした。圧倒的に私の考えが甘かった、と言わざるを得ません。
そこで今回のブログは、1518!の舞台の観劇を通して、「舞台化」ってすごいじゃん!!と感じた3つのポイントを、舞台の感想を交えながら書こうかな、と思います!
5分くらいで読み終わる量かな、と思うので、お時間ある方ぜひお付き合いください!
なお、このブログは以下
「舞台 1518!のネタバレ」と「舞台1518!のシーンと、原作1518!の同シーンの比較」を含みます。
舞台化されていない部分の原作のネタバレはありませんが、新鮮な気持ちで原作を読みたい方は、読まれない方がいいかと思われます🙇♀️
そんな方は、ぜひ原作の方を先に読んでくださいね😉💕
①舞台のストーリーに組み込まれる音楽
舞台1518!では、たくさんのシーンで、ダンスや歌が印象的に使われていました。
例えば、アイス大作戦で聞き込みをするシーン、みんなで掃除をするシーン、そして恐らく見た皆さんが一番印象に残ったであろう、挿入歌「Changes」を歌うシーンなどです。
このようなミュージカル的なシーンがある事で、ワクワクとした気持ちの高揚を、より見ている人が一緒に感じることが出来ていたように感じました。
漫画や小説は、文字や絵以外の情報がありません。もちろん、だからこその楽しみ方があるのですが、音楽が持つ力は、ストーリーを深めたり、見ている人が同じ時間や同じ気持ちを共有していくのに、凄くいい役割を果たしてくれるんだなあと感じました。1518!では原作でも歌を歌うシーンがあるので、ミュージカルパートに違和感なく移行して行くところも素敵でした。
また、今回ダンスパートになっていた「アイス大作戦!」のシーンは、実際に原作の生徒会の紹介ムービーに含まれるという設定だったはずなので、生徒会メンバーと公志朗のお父さん(舞台では、あと、お兄さん)しか見ていないはずの、生徒会紹介動画を私も見られたような気持ちになって、とってもワクワクしました。私が無知なだけかもしれませんが、こんなミュージカルの使い方があったなんて……と本当に感動しました。
ちなみに、原作の生徒会紹介動画では、「I have a Dream」が歌われるのですが、この曲が原作のイメージにピッタリで、ぜひ聞いてない人は聞いてみて欲しいです!
舞台で使われた、力強い追い風のような「Changes」も私の中の辻本くんのイメージにぴったりなので好きなのですが、原作の優しくそばにいて、背中を押してくれるようなこの曲は、まるで幸ちゃんのようだなぁと、公志朗が幸ちゃんと手を繋いで歌っているシーンをより暖かな気持ちで見つめることができる気がします☺️
歌詞は和訳をされている方が沢山いらっしゃるので、ぜひGoogle等で検索してみてください!
②期間限定である、ということ
私の本が好きな理由の一つに「いつでも、なんどでも読めること」があります。好きな時に好きな部分を見返すことが出来るのは、ゆっくりと好きな物に浸る時間が好きな私にとっては、とても魅力的なことです。
一方、舞台は生物です。消えものです。そんなの寂しい!!そう思っていました。
しかし、その寂しさと、今回のような青春の限定感がマッチするとどうでしょうか。
結論から言うと、臨場感がとんでもないのです。配信で見ている私がそうだったのですから、劇場で見られた方は余計そう感じたに違いありません。
大人になると、高校生活のような期間限定感を肌で感じることは本当に少なくなっています。なにかに夢中な時間はとても短い。ああ、もう終わっちゃう、まだ終わらないで欲しい。そんな切実な気持ちが、1518!に流れる青春の時間の感覚とぴったり一致したとき、まるでキャラクター達と周波数が合ったように、感情がぐっと自分の中に入り込んでくるような感じがしました。
高校生の時に原作を読んでいたら、元々キャラクター達とチャンネルが合っていたのかもしれません。しかし、大人になった私でも、10年前にすっとタイムスリップするような感覚は、舞台ならではだったのではないかなぁと感じました。
確実に舞台期間中、私の心は松武生になっていました。
③キャストの皆さん自身にストーリーがあること
辻本くんは、以前Twitterで公志朗を演じるということを表すのに、「公志朗の心に触れ、共に生きる」という表現を使ってらして、その表現がすごく私の中でしっくりきました。
忠実にキャラになることも、それは素晴らしいお芝居だと思います。しかし、キャラクターと共に生き、舞台に立つことで、キャラクターの魅力にキャストさんの魅力が重ねられて、新しい色合いが生まれるように感じました。そのことで、たくさんの名シーンが、舞台でより新しい魅力を放ったと私は思っています。
菊池さんの演じる幸は、菊池さんのお人柄としか思えないような優しさが、所作の一つ一つに現れていました。また、歌唱シーンは、彼女が今まで積み重ねて来られた、「歌」の表現力で、幸ちゃんが見ている景色が私の目の前に広がったようなそんな気持ちがしました。
椿さんの演じる環は、野球が楽しいんだって表情が、椿さんの実体験があってこそのリアリティであるように感じました。また、彼女の気にしてらした、「長髪の環」は、まさに双方の魅力が重なり合った素晴らしいものであったように感じます。髪を短くして男性に負けじと努力した原作の環も素敵ですが、女性らしい美しい長髪をトレードマークに果敢に野球に挑み続けられた椿さんが演じた環も私は大好きです。
辻本くんが演じる公志朗は、私がファン故に辻本くんの事を知りすぎていることもあるのかもしれませんが、あまりにも辻本くんの感情がそのまま公志朗にリンクしていくようで、すごいものを見たなぁという感じがしました。特に、辻本くんの仰っていた、「野球を諦めるシーン」では、高校生の頃の辻本くんを直接見たような、そんな衝撃がありました。その衝撃は、初日の公演を配信で見た日に、幕間だけでは気持ちが処理できず、動画を止めて30分ほど呆然としていたほどでした。息が苦しくなって、胸が締め付けられるようでした。それは、辻本くんが公志朗としてこの1ヶ月間真剣に生きたことと、過去の苦しみを素直に表現出来る真っ直ぐさと、29年間の彼の努力を怠らない生き様がなせることだと思いました。素敵な人を応援できて幸せだなぁと、改めて感じました。
他のキャストの方々も、それぞれの魅力が存分に発揮された、いい意味で「原作に似ているだけではない」演技に、素直に「舞台化って凄いんだなぁ」と感心してしまいました。
そして、そのカンパニーの皆さんのオフショットや、SNSへの投稿を見て、また「本当に漫画の中の話みたいだ、舞台って凄いんだなぁ……」とやっぱり感心していしまいました。
おわりに
今回の1518!という作品、そしてその舞台を通して、あまりにも臨場感のある青春時代を体験することになりました。それは、言葉で書いても書いても、気持ちの上を滑っていってしまうような、上手く言えない、なんとも不思議な体験でした。
辻本くん目当てで見始めた舞台に、こんなにも心が動いたのは、原作の相田先生とキャストの皆様の努力と魅力の賜物だと思います。
また、スタッフさんにおかれましては、こんな大変な世の中で、舞台を決行してくださったこと、また、行けない人のために配信をしてくださったこと、本当に心から感謝しています。
一つ、欲を言うのならば、再演して、今度は生でこの舞台の熱を共有したいなぁと思います。
私にとって、きっとこの舞台そのものが、川を超える時に背中を押してくれるものの一つになるんだろうなぁ、と確信しています。素敵な宝物を、ありがとうございました。
we never give up
BOYS AND MEN 10周年の記念アルバム
BOYMENtheUniverse が 1月27日に発売されました!
おめでとうございます🥰✨
リード曲の「どえりゃあJUMP!」はつんく♂さんのフルプロデュースです……ほんとに凄いことですね……。
ボイメンファンには素敵な記事を書かれる方が沢山いらっしゃるので
素敵だなぁ、いつか私もチャレンジしてみたいと思いながらも
なかなかいいテーマが浮かばず考え込んでしまっていたのですが
ええい!このお祭りに乗じて、勢いで始めてしまえ!と、筆を執った次第です。
しかし、私には上手に作品の紹介をしたり考察したり……といったことをするにはまだ時間がかかりそうなので
とりあえず今回は手近な話題から、私が「BOYS AND MEN」のファンになった瞬間の話をしたいな〜と思います!
10分くらいで読める量かなと思うので、お時間ある方ぜひお付き合い下さい🥰
え?「ボイメン」って「BOYS AND MEN」の略なの?
2012年の春、私は大学進学を機に、岐阜の田舎町から大都会名古屋へ移り住み、一人暮らしを始めました。バラエティとディズニーと邦楽ロックが好きな、どちらかと言えば少し流行に疎いタイプの大学生でした。
そんな私の日常にさえも、「ボイメン」は少しずつ侵入してきていました。例えば、眠れない深夜に何気なくつけたテレビ番組に、友達と買い物に出かけて大須商店街で見かけるポスターに、そして友達のツイートやカラオケでの選曲に……。そうです、名古屋に住んでいたら、「ボイメン」は、私でさえ『あー!なんか……あのー……ご当地アイドルの子?だよね?』くらいの認識は出来るようになる程、とても身近な存在なのです。凄いですよねぇ。
ある日、大学の同期から 「ねえねえ。今度、テレビの収録の観覧あるんだけど興味無い?」と誘われました。根っから田舎者の私は、え?!テレビの収録がある?!ケーブルテレビじゃなくて地上波?!都会!!!と心の中で大騒ぎでした。笑
二つ返事でOKし、わくわくして訪れたのはPARCOの東館と西館の間の建物の5階……そう、BMシアターと書かれたその場所で収録されていた番組こそが、東海テレビさんで深夜に放送されていたボイメンのコント番組、ボイボイ無限大だったのです。
かくして私は「ボイメン」とは「BOYS AND MEN」の略であり、彼らはいわゆる「ご当地アイドル」ではなく「町おこしお兄さん」と自称している、ということを知りました。そして、そこで、彼に出会ってしまったのです……
「あの1万点の男の人誰?!」
これは、収録終わりの私の第一声です。突如現れたのです、私の「理想の男性」……いや、「理想の存在」とも言える人物が。2次元にしか存在しえないと思っていた存在が目の前に。それが「BOYS AND MEN の赤色、辻本達規」くんでした。辻本くんのどこを好きになったのかという話を始めると小説が1本書けてしまいそうなので、今回は割愛します。
この流れからお察しの通り、私は「ボイメンファン」と名乗るのは恥ずかしい程に「辻本くん単推し」状態で、ボイメンのことは「辻本くんが所属しているグループ」という程度の認識、という時期が結構長かったのです。
さて、私がボイメンファン人生で最もついていると思っているのは、このボイボイ無限大の収録が2018年の夏にあったということです。つまり、もちろん、次の友達の誘いはこうです
「え!じゃあ、ナゴヤドームのライブ一緒に見に行こうよ!」
2019年1月14日。メンバーのデビュー当時からの夢であったナゴヤドームでのライブが開催されました。
ボイメン名古屋夢まつり ~ツッパリ町おこしお兄さん最強烈伝~ atナゴヤドーム -メイキング映像盤- [Blu-ray]
- アーティスト:BOYS AND MEN
- 発売日: 2019/08/07
- メディア: Blu-ray
私が辻本くんに完全に落ち、BOYS AND MENのファンクラブに入った時期はちょうど、「ナゴヤドーム満員に向けて!」とメンバーもファンのみなさんも一丸となって、色々な宣伝活動をなさっていた時期だったのです。ちなみに、私は、当時も今も、ボイメン界隈のこういった「ファンもメンバーも一丸となって成功させよう!」という雰囲気がとても好きです☺️(あ、そういえば!今日もTwitterでハッシュタグを付けてつぶやくと、メンバーから直接いいねが来るかも!?というとんでもないお祭りがありますね!!!!やらなきゃ!ですね!)
https://twitter.com/boysandmeninfo/status/1354730942724759553?s=21
新規ファンの私は、「ドームかぁ!いいねぇ〜。ライブハウスも好きだけど、広い会場で見るライブってのもまた乙だよね〜🤤」くらいにしか思っていませんでした。しかし、辻本くんの事を調べてくうちに、ボイメンにとって、「ナゴヤドームでのライブ」がどれほど大きな大きなチャレンジなのか、ということが身に染みるようになってきました
「僕達は、ナゴヤドーム満員を目指しています」
あの半年間で、何度水野くんのこの言葉を聞いたことでしょう。何度その横で頷くメンバーの真剣な表情や、丁寧に「お願いします」と頭を下げる姿を見たことでしょう。
私が2018年の夏に取ったファンクラブの会員番号は1万2千番台で、ナゴヤドームのキャパシティは4万人でした。この数字だけでも、「ナゴヤドーム満員」というのが彼らにとってどれほど高い壁であったかということがご想像いただけるかと思います。
しかし、そんなことは、彼らを支えてきたスタッフさんが、そして長く彼らを愛しているファンの皆さんが、そしてなにより本人たち自身が一番よく分かっていた事だと思います。それでも、彼らはナゴヤドームのライブ直前まで、それぞれの仕事をこなし、ライブの稽古をしながら、空いた時間を見つけてはチケットを手売りし、ポスターを貼らせてもらいに行き、街角でビラを配り続けました。
ちっぽけな私はただただ祈りました。「どうか、彼らが。彼らと共に頑張ってる全ての人が、報われますように。」
祭のあと
2019年1月14日。ナゴヤドームは大変な熱気に包まれました。3時間にも及ぶライブ、大きなステージ、広いドームを縦横無尽に走り回るメンバー。あまりにも幸せな幸せな時間でした。しかし、ナゴヤドームの客席は残念ながら、満席ではありませんでした。
「彼らはベストを尽くした」 私はそう思いましたし、今もそう思っています。でも、無粋ながら私はその時思っていました。
『メンバーは、満員にならなかったことを、どう思っているんだろう?』
『夢は諦めなければ必ず叶う と 彼らはこれからも言い続けられるのだろうか?』
私は、BOYS AND MENの「夢は諦めなければ必ず叶う」というスローガンに感動しながらも、まだどこかで、『現実は、いつまでもそうで居られない。所詮、現実世界の厳しさの前では綺麗事だ。』と思っていたのだと思います。努力や夢は美しいが、現実は想像をはるかに超えて残酷だぞ。ここは漫画の世界じゃない。気持ちの持ち方や努力だけで上手くいくほど甘くは無い、と。
……それは、他でもない私自身がずっとずっと、「それを受け入れることこそが、大人になることなのだ」と信じ、無理して飲み込んでいた、一種の呪いでもありました。
「次こそ、満員のナゴヤドームに連れていきます」
悔しさはあるけど、俺たちは前を向いている。そしてまだ、満員のナゴヤドームへのチャレンジは続いている。
言葉や伝え方は様々でしたが、メンバー全員が、同様の事をナゴヤドーム公演の直後ライブのMCやSNS等で発信していて、驚いたのを覚えています。辻本くんと平松くんのツーマンライブでは『今の気持ちだから。あんまり上手く歌えないけど、聞いて欲しい』と名古屋の大先輩SEAMOさんの曲を歌ってくれました
負けたら終わりじゃなくて やめたら終わりなんだよね
どんな夢でも叶える魔法 それは続けること
-Continue/ SEAMO
ああ、この人たちが、現実を見ていないなんて、どうして思ったんだろう。彼らは現実の残酷さなんて痛いほど身に染みていて、大きな大きな壁に行く手を阻まれて悔しい思いも沢山しているのだと、それでもまだ、俺たちは諦めないぞ、一緒に夢を見ようと言っているのだと、理解の遅すぎる私はこの瞬間にようやく気づいたのです。そして、それに気づいてから前にも増して、夢を語り、ひた走る「BOYS AND MEN」というグループが眩しく見えたのです。私の本当になりたい「大人」が見つかった瞬間でした。
10周年、そしてこれから
あれから、更に2年が経過しました。どれだけ夢を声に出しても、どれだけ足を動かしても、現実は変わらず厳しいままで、時に高い壁となり、時に脚を絡めとる鎖となり、彼らの行く手を阻みます。
そんな中でも、ずっと変わらず、ボイメンメンバーは「諦めなければ必ず夢は叶う」と信じ、ひとつひとつ、力を合わせながらその困難に打ち勝って来ました。そんな彼らをファンとして誇りに思います。
これからも、幸せなことばかりではないと思います。辛いこと、苦しいこともきっとある。予想もしていなかった事態が起きることだって。それでも彼らは絶対に大丈夫、私はそう言いきれます。だって BOYS AND MEN は 夢を叶えるまで諦めないから。 ね、そうでしょ?
大丈夫。
あの頃追いかけてた夢も
きっと、次のJUMP!で
あなた達なら
今度こそ届くよ